第1回 試験によく出るポイント (1)『プラセボ効果』
プラセボ効果は、偽薬(ぎやく)効果とも言われ、実際の薬(実薬)ではないのに、結果的には薬理作用によらない偶発的(心理的)な効果が出てしまうことを言います。
例えば、「痛み止め薬」としては、何の効果も保障されていない薬(漢方薬)を飲んでいると、痛みがとれるばかりか、気分的にも落ち着いてしまうことがあります。「病は気から」という文字通りの現象ですし、特に漢方薬の効き方のメカニズムは解明されていない部分が多く、症の好転をもたらします。
はじめから、そのような効果を目的として医薬品が使用されることは通常ありませんが、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることもあります。
あなたも一度は経験している不思議な薬の力を知りましょう!
腕試し問題
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